2015/06/13

2015.06.07 飛騨高山ウルトラマラソン

今回で2回目のウルトラマラソン
コース図では、白山白川郷の設定に比べてインパクトがないが
累積標高は2489mとそう変わりないドMなコース

ここ3ヶ月の走行距離は、月平均200km弱
ウルトラマラソンの練習としては少ないのでは・・・
50kmを超える距離の練習もしてこなかったし・・・

今回と同程度の累積標高と距離設定の白山白川郷のレースでは13時間45分の記録だったので制限時間14時間の本レースでは余裕がなく苦戦が予想される。

でも、完走したい!積もる不安を振り払い気持ちを奮い立たせて前日の受付に向かった。 

会場の飛騨高山ビッグアリーナでは、Gezankaさんや他のRUN友と健闘を誓って解散
「ななもり清見」道の駅でパスタを茹でて1週間かけたカーボローディングの仕上げを行い車中泊した。


当日、スタート会場に着いて直ぐに早すぎる朝食のせいか、昂ぶる気持ちのせいか、吐き気がするので胃薬を飲んで落ち着かせる。
トイレ待ちに時間を要し、スタート地点に整列できたのは号砲30秒前だった。(汗)

第2グループで5:00にスタート、実際走り出してみると吐き気は治まり体調も上々
直ぐにランスマの中村優ちゃんに出くわすが速度が合わないのでスルーして自分のペースに集中する。

高山の古い町並みの中を走る粋なコース
山に行くときはこのエリアに立ち寄ることはないので都合よく観光できてラッキー☆

10km 1時間4分
20km 2時間9分
序盤は作戦通り約6分30秒/kmをキープ

しかし、20km過ぎてアクシデント
5kmごとのペース配分、関門の制限時間、コースレイアウト、補給の計画をまとめた表を作って携行してたのをどこかで落としてしまった。
この後のレースマネージメントは、記憶を基に体調、コースの様子を見ながら組み立てることになった。(泣)

14時間の平均ペースは約8分20秒/kmなので、前半戦は余力を残しつつ7分/kmで貯金を作れば、後半は9分40秒/kmでイイ計算になる。平地では早歩き+αで出せるスピードだけど、上り坂でフルに歩いた場合予想以上に時間がかかるし、エイドでのロスを考えると後半も極力8分/km位で刻みたい。途中の関門時間は分からないので、辿り着くまでとりあえず無視

30m 3時間20分 

第2関門の飛騨高山スキー場39.2km 4時間35分(9:35)
体の調子は良く、気温もそれほど高くなく走りやすい。

40kmで4時間39分
50kmで5時間59分 貯金ができ始める。少し吐き気が出始めたので胃薬を投入

第3関門の丹生川支所57.2km 6時間47分(11:47)
白山白川郷のレース後半は、果物以外の食べ物は体が受け付けなくてきつかったけど、今回はスタート前と50kmで飲んだ胃薬のおかげか食べれるなぁ
焼きそばゴッツォーさんです。

ココで預けていた荷物袋を受領し
着替えを済ませ特製オレンジレモンジュースをグビグビいく
周りのランナー達もゆったりくつろいでのんびりしている
この雰囲気に飲み込まれるとマズイぞ、長居してマイそう。
先を急ごう
残りフルマラソン1本分で約7時間
貯金ができたが、まだ急な登りのある千光寺を過ぎていないので油断はできない。

70Kmの部と分岐して向かう千光寺までの坂
地獄への分かれ道と言われているけど、お寺なので極楽浄土へ連れて行ってくれるはず
と信じて急登をゾンビのように歩きます。

 立派な門をくぐると

うわさでキツイと聞いていた108段の階段
ここまでの坂の方がキツカッタせいか
意外とあっけなくクリアし拍子抜けした。

60km 7時間18分
70km 8時間51分

第4関門の国府B&G海洋センター74.1Km 9時間14分(14:22)
正直、何食べたか覚えてない。

80km 10時間15分
「折れない気持ち、折れない気持ち、おれないきもち、オレナイキモチ・・・・・・・」
念仏を唱えながら気力で走る。

90km 11時間46分
終盤にきての登りがエグイ!泣きが入ります。

残り6.7Km NO.23エイドの公文書館
ここでGezankaさんに出会い、ホッとする。
ここまでたどり着いた苦労を分かち合えるのも厳しいレースならではデス。

ここで楽しみにしていた飛騨牛焼肉のおもてなしを受け
シワシワになった口の中が油で潤っていきます。
今日は食べれるゾー!シアワセー
清見サイダーがまた合うんだなぁこれがぁ
気持ちが折れそうなところでこのご褒美、たまりません。

Gezankaさんがエイドを出た。
まだ余力があるのか、最後の力を振り絞っているのか
長い直線の先、あっという間に姿が見えなくなった。刺激を受けるなぁ
飛騨牛と清見サイダーを更におかわりしてもう少し充電する。
よしっ、俺もがんばるかぁ、出発するぞー!


最後の登り、もう苦にはならなかった。
ゴール手前で待っていてくれた息子たちを見た瞬間
長かったレースの終わりを実感し目頭が熱くなりました。

充実したエイド、地元の方々の熱い応援、絶妙なポイントでのサポートしてくれた私設エイドの皆さん、そして苦楽を共にした友とこの挑戦に理解を示してくれた家族すべてに感謝です。

岐阜での忘れられない思い出がまた一つ増えました。


記録 100Km 13時間11分