2012/03/30

野谷荘司山 バックカントリー 3/27

突発的にお休みになったので、今季最後のパウダーを狙って野谷荘司山へ
3:30にトヨタに到着し、仮眠をとる。
6:30に起床して車中でお茶をすすると、湯気が凍って塵のように舞っている。
人工ダイヤモンドダストか・・・

今日もノートラック、快晴の中、気持ちよく出発する。日射があるので雪が緩みそう。
注意せねば・・・
1100mまでのハイク中、ストックを突く感覚から尾根上と南向き斜面では20cm位のところに
濡れザラメの層が確認できる。やな感じ・・・
でも北に面しているところはさらさらして弱層は無い、
ピットチェックでも特に林間は状態が良さそうだ。

毎度のことだが、交代無しの重雪ももひざラッセルはこたえる。
今回は1400mまで6時間もかかってしまった。

スプリットボードは来季のマストアイテムとして我が家の大蔵大臣と予算折衝中です。
もう少し値が落ちると許可が出そうなのですが・・・
通勤でバックパックに入れている重りも増やしてパワーアップが必要だと感じました。

ドロップポイントは一本松を登って次のピーク付近の1400m付近、
東の沢はやめて、状態の良さそうな白谷側の林間を降りることにしました。

適度な間隔のツリーは、まだ良い状態を保っておりフワフワのパウダーだ。
スピードにのって突っ込んで行く。
このために頑張って登ってきたんだ。
つらいハイクが報われる瞬間、貸切の山に雄叫びがこだまする。
これだからバックカントリーはやめられない。

林間を抜けると、沢があり最後は狭くなっている。
スラフが2~3m位に幅が狭くなった沢の出口に砂時計のように集まって流れ落ちている。
この下はどうなっているのか・・・、先には斜面が見えるが、直下が見えない。
スラフが収まったところで恐る恐る進入していくと、
自分が横滑りで流したスラフがまた集まり沢の中心で一緒に下ることになってしまった。
余計に前が見えなくなる。ガリッ、ガリガリッと音と共に沢を抜けた。

振り返って見ると、自分が通ってきたところは滝、2m位の高さがあることが分かった。
地図にはないが、ちょっとした地形の罠だ、低くてよかった!

気持ち良かったのはここら辺まで、後は賞味期限が切れた腐った雪との戦いでした。
所々谷割れがあり、堰堤はボーダーズライトからクリアして下りました。
ストックを取り出し、最後の力を振り絞ってトヨタまで漕ぎまくりました。
余韻で数日間はおかず無しでご飯が食べられそうです。(笑)

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