岐阜県の南、350m級の山が連なる場所がある。
関市では関南アルプス、
各務原市では各務原アルプスと呼ぶそうだ。
今回のルートは
岐阜駅=坂祝駅-城山-明王山-迫間山-金山-岩坂峠-向山-桐谷坂
芥見権現山-北山-各務原権現山-三峰山-西山-金華山-岐阜駅
岐阜駅の駐車場に車をデポし、高山本線で坂祝に向かう。
ここまで帰ってこれるか少し心配・・・
でも、ガンバリマス!
鉄道を利用するのは久しぶりだなぁ
旅の始まりに胸が高まる。
坂祝トウチャークって、各務原じゃないヤン
最終目的地の金華山も岐阜市だし・・・
そこらへんは気にしない。(汗)
最初のピーク城山が見えます。
線路沿いに西へ向かい突き当たりを右に行くと案内の看板が見えます。
看板通りに進んで行くと
いきなり気持ちのいいトレイルで癒される。
城山のピークにある猿啄城(さるばみじょう)展望台からは
日本ラインが見渡せます。
明王山展望台
日陰が多いので走りやすいです。
迫間城跡
サロモンのソフトフラスク 148ml
パワージェルを4本位入れることができます。
ベタベタにならないのと好きな量だけ補給できるので便利です。
天気が良くて景色がイイ
向山見晴台
桐谷坂の関江南線に出るところで水場発見
ちょうど準備してきた1.5Lのスポーツドリンクがカラになり
凍らせてきたクエン酸ドリンクも融けて
残りが少なくなってきていたので助かりました。
芥見権現山のエントリーポイントは、関江南線の脇にある旧道を少し下り
谷間に分け入っていきます。
ところが、下りすぎてしまう痛恨のルートミスで
体力&タイムをロスしてしまう。
ココから先は入山者が少ないのか、道が不明瞭でクモの巣が多い。
芥見権現山
ゴールの金華山は、まだ遠いなぁ
ココから北山までのルートは、足場が悪く、結構急な勾配なので
ロープを頼りに下る場面もあります。
各務原権現山に到着
この東屋を貸切、横になって休憩
結構身体にキテいます。
権現山の尾根は走りやすいがなんせ暑い
市街地に下りて三峰山に行く途中コンビニ発見
水分補給して少し生き返る。
三峰山の登山口は、住宅地の隅からスタートしている。
上り始めて直ぐに腿の筋肉が攣る。
それでもごまかしながら進む
金華山、絶対たどり着きますよ!
三峰山から最後のルートまでは市街地を走り
不動閣にお邪魔して西山-金華山の縦走スタート
体力にも限界が近づいているが日が暮れるまでには岐阜城に辿り着きたい。
西山に上がり最後の縦走に入った頃、辺りは薄暗くなってきた。
突然、登山道の脇11時方向から物音がする。
ガサガサ・・・
小さい動物ではなさそうだ、
やな予感・・・
心の準備ができる前にいきなり走り出す未確認生物
何匹?何羽?何頭?
小さい生物と願いを込めて単位に匹を使うが、
音からすると2匹以上はいる。
こっちに来るのか?音が近づいてくる。
正直戦う体力は、ナイゾ
右の熊手打ちが来たら、左手で受けて右の中段突きを食らわす。
ツキノワグマならやれると、
同僚とふざけて話していたのを後悔しても後の祭り
10時、9時、未確認生物が走って移動していく
イキナリ飛び出して襲ってくるのか?
体は身構えている、と言うよりはカタマッテイル。
見えた!
黒くて縫いぐるみみたいな体型と丸い耳が
10m離れた草むらに一瞬だけ確認できた。
熊だ、子供のようだ
他には見えないが一緒に何頭かいる音がする。
ニアミスしながら8時、7時方向に走り抜けていく
頼むそのまま行ってくれ、
小熊+2頭以上の物音=親熊
少ない脳ミソでも簡単に想像がつく
「くるなー!」と言う勇気もないので心の中で叫んだ。
音は遠ざかり、どうやら助かったようだ。
これからは、町に近い山でも鈴を持って行きます。(反省)
その後、城は見えるが何回かアップダウンさせられ
日が暮れると同時に岐阜城に到着
ラッキーなことに今日は、長良川全国花火大会の日でした。
お城の近辺から見下ろせるところがあったので
しばらく休憩がてら、観覧し余韻に浸っていると、
近くで見ていた方がお団子をご馳走してくれました。
ありがとうございます。最高の味でした。
七曲の道をヘッドライトをつけて下り
麓に着いたところでラストの花火が連発で上がり
本日の労をねぎらってくれているようでした。
ちょっとウルル
花火帰りの混雑に巻き込まれながらゆっくり歩いて
車をデポした岐阜駅に到着
駅前にある金の織田信長は、C3POみたいでした。
距離34km、累積標高2440m
満腹です。