2013/02/28

野谷荘司山 2/26

雲一つない快晴、
三方岩岳、野谷荘司山が綺麗に輝いている。
ここに通うようになってから入山前に主稜線が麓から見えたことは殆どない。
単にタイミングの問題であろうが、今日は終日晴れの予報、期待できそうだ。
 
トヨタ自然学校に車を止めさせてもらい
gezankaさんに教えてもらったとおり、鍵をフロントで預かってもらう。
除雪が必要な場合、車を移動してもらうためだ。
あまり考えたくないが、山から帰って来れなくなったときの迷惑も最小限にしておきたい。

駐車場に車は無いが、平日にもかかわらず、入山者の気配がある。
歩き始めると前日のものと思われるトレースがあり、
その上に真新しいスノーシューの跡が載っている。
いつもこの山ではラッセルがつきものなので、ありがたい。

1時間ほど登ると先行しているボーダーに追いつく。
上に同行の方がいるみたいで合図をしている。
ツリーの中を綺麗に滑り始め、朽木のキッカーでエアー(驚)
スタイリッシュだ
高山のローカルで1500m付近から東の谷狙いと言うことでなので早々にお別れする。
天気が穏やかなので、今日は上がれるところまで上がろう。
魅惑のグーフィーバンク、チョッと当て込んでみようかな、いや、今度にしよう。
所々足元が悪いが、シールのみで誤魔化しながら進む。
スプリット用のクランポンが無いので気を使うなぁ。
もう買うぞ。

森林限界あたりから後続のスキーヤーの方と合流し、主稜線を目指す。
下は面ツル斜面のトラバースは気持ちが悪いのでなるべく間を開けて進む。
ラッセル交代できなくてスミマセン。

今日は本当に天気がイイ
 
主稜線まで上がると近くに白山、三方崩山、遠くに北アルプスが見渡せる。
360度台大パノラマは、軽く涙が出るほど綺麗だ。
先日滑った飛騨沢まで見える。
野谷荘司山のピークは主稜線から少し離れて、上がったところにあるが、
ピークハントが目的ではないので主稜線でハイクを終了する。
途中で合流し、ルートを切り開いてくれたSEROWさん、ありがとうございます。
単独ではこれなかったし、ここから滑ろうとは思わなかった。
SEROWさんは、テレマークの先生で、野谷荘司ばかり通っているそうだ。
この山の良さを共有し、共感できる。
この山で出会う人は、揃ってこう言う。
「滑るにはここが一番」
岐阜に来て日が浅く、周辺の山に行ったことがないこともあるが、
本当にそう思う。
 
SEROWさんは主稜線の鞍部から、
私は登ってきた尾根の方からDROP IN
先鋒、SEROWさん
綺麗な斜面に見とれていたら
滑り出しを撮り損ねました。スミマセン。
スムーズな滑りで谷に吸い込まれていく。
 
そして、ついに私の出番だ。
JONES SOLUTIONは、少し長くて取回しが重たく感じることがあったが、今日は違う。
DEEP&STEEPな斜面を滑る時に、この板の本領が発揮される。
今まで乗っていたフィッシュでは、取回しが良いものの高速時の安定性が少し悪いと思っていた。
SOLUTIONは高速でカッ飛ばしても、安定しているし、絶対的な浮力がある。
「チョー、気持ちイイー!」
チョッと古いが、北島康介ばりにアドレナリンが出ている。
大山の弥山沢をパウダーで滑った時のような最高の感覚だ。
いやそれ以上にエクスタシー、天気、雪質は最高だ。

斜度が落ちて右股と合流すると、デブリが・・・
局地的に斜度がきつい崖みたいなところで日射による小規模な雪崩が発生している。
それはまだ良いとして、白谷の本流を下の堰堤まで流れる程のデブリが続いている。
昨日は雪が降っていないはずだ。
雪の乗っかり具合からすると、一昨日のもので、
降雪中に右股から発生した雪崩が下まで到達したのだろう。
雪が重くなり、硬いデブリの埋まったコブコブの斜面は、滑りづらい。
調子に乗るなと山が言っているようだ。
白谷には前日のトレースが入っていたので下りはラッセル無しで自然学校まで滑ることができた。
途中、低木に突っ込むアクシデントがあったが、充実した山行だった。
SEROWさん、ありがとうございます。また、よろしくお願いします。

3 件のコメント:

  1. ルシアンクッキー2013年2月28日 7:54

    大自然の中  素晴らしい! 

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  2. やっぱり当てちゃいましたか。おめでとー。

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  3. >ルシアンさん
    自然の中で遊ぶのは楽しいですよ。

    >gezankaさん
    thanksです。
    念願だったピークからのDROPができました。
    本当は、一緒に行きたかったなぁ

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